Hiroki Uemura

私たちの身の周りに在る、目には見えないが意識することができる“もの”を捉えようと試みている。
“もの”とは時間や記憶の積み重なりなどから生まれる、場所や物がもつ気配のことであり、空間のなかに満ちている空気や光がもたらす空気感といった〈 形容しがたいものだが認識されることがら 〉だ。
確かさと不確かさが共存する物質を用いて、“もの“を可視化、あるいはより感覚と共振させる場を生み出す表現を主に行う。
人が無意識に抱えもった、原体験と重なり合う〈 いつかどこかの、かつての感覚 〉を探っている。

Profile

1990 北海道生まれ
2010 秋田公立美術工芸短期大学 工芸美術学科 卒業
2014 瀬戸市新世紀工芸館 研修修了
2016 名古屋芸術大学大学院 美術研究科 修了 現在は愛知県を拠点に活動を行う

【主な展覧会】
2016 個展「うつしみのこと」伊勢現代美術館/三重
2019 個展「漂石と索条」蒲郡市博物館/愛知
2020 「大西 佑一・植村 宏木 – 線に立つ -」Lights Gallery/愛知
2021 「倉知 比沙支・植村 宏木 – 知覚の深度 -」Lights Gallery/愛知
2022 「 アナザーワールド:不思議でリアルな世界」富山市ガラス美術館 / 富山
     個展「北へ降る」Lights Gallery / 愛知
website: http://hirokiuemura.com